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ミノルタ乗り換え記 その1

さて、キヤノンからミノルタへの転換を決めたわけですが、残念ながらすぐにα7が買えるほどのお金があるわけではありません。そこで、最初にEOS5を売って、そのお金で今のミノルタシステムに足りないものを補充する作戦を立てました。
今のミノルタシステムに足りないもの、それはストロボと標準ズームです。キヤノンでは100-300mmの望遠ズームも持っているので、キヤノンシステムでできることを全てカバーしようと思えばこれも必要なのですが、この焦点距離は実はほとんど使っていません。強いて言えば仕事で行事の撮影をする時ぐらいでしょうか。一時は、標準ズーム・望遠ズーム共にシグマで揃えて両方一気に購入しようかとも考えました。シグマの100-300mmがマクロ機構付きで、300mmで0.5倍撮影ができることも魅力でした。しかし、該当レンズがα7で不具合が出ていることや、やはりAF時にフォーカスリングが回転することが気になるので、結局はミノルタ24-105mmDを購入することにしたのです。
最後まで迷ったのはストロボでした。3600HSと5600HSでは約2万円の差があるのです。概算すると、3600HSならEOSを売ったお金で購入可能ですが、5600HSを買うには1万5千円ほど足さなければならなそうです。モデリング機能はおそらく使わないだろうから良いとして、ガイドナンバーの違い・ワイドアングルアダプターが内臓か外付けか・下方と左右の角度調整の可否・外部電源使用の可否といったところが決め手でした。もちろん、今の機材・使用法では3600HSでも大きな問題はありません。しかし、これからシステムを拡充していくならば、広角系には凝りたいと思っている僕のこと、ワイドアングルアダプターが外づけというのは気になります。また、今までストロボを使ってきて一番気になったのは、一回写してから次に充電するまでに時間がかることなので(結構いい場面を撮り損ねたと思った記憶が…)、できれば外部電源も使いたい。そこで、思い切って5600HSの方を買うことにしたのでありました。
さて、今回は事前にあちこちへ電話をかけたり、雑誌の広告を見たりして下調べをしておきました。最も売り値が安いのが三宝カメラで、24-105が41000円、5600HSが3800円でした。次に安いのがマップカメラで、24-105が44800円、5600HSが40800円ということです(価格はいずれも2000年11月現在)。一方、買い値の方は、フジヤカメラが最も高そうで、三宝カメラが最も安そうです。それに、マップカメラの場合、下取りは7%査定額アップだし、交通費も他の所よりかかりません。そこで、マップカメラで査定額が65000円以上なら、売り値の差額が7%で吸収できるので、まずはマップカメラでいくら値がつくかを見てもらうという作戦を立てました。
そして、いざ新宿へ。トレードセンターでキヤノン一式の査定をしてもらうと、何と57000円。予想より大幅ダウンです。これでは、2万円以上出さないといけないことになってしまいます。しかもまだマップカメラには3600HSも入荷していませんでした。そこで、マップカメラで売るのはやめにし、フジヤカメラへ。ここでは、何と68000円という査定。これならば許容範囲です。そこで、キヤノン一式を買い取ってもらい、売り値の安い三宝カメラへ。しかし、三宝カメラは7時閉店なので時間がぎりぎりです。渋谷からバスか、東横線で学芸大学まで出るか迷った末、バスを選択。初めて乗るバスなので、どのくらいかかるかわかりませんでしたが、バス停の数を考えて、まあ間に合うだろうとふんだのです。時計をにらみながら、最寄りのバス停に着いたのが閉店十分前でした。バスの中から見ると、店の中にいたお客がぞろぞろ出てくるではありませんか。「ダメかな」と思いつつ、店に入ってみると、すでに「蛍の光」が…。でも、まだ十分あるのだからと思い、ミノルタのたなを探し、近くの店員さんに声をかけました。そして、無事、24-105mmDと5600HS手に入れることができたのです。
両者ともカメラにつけて動作は確認しましたが、まだ写真は一枚も撮っていません。実際に使うのはいつのことになるやら…。

(2000年11月)

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